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大建協大分支部(利光正臣支部長)は10日、大分労働基準監督署、大分土木事務所、大分市とともに24年度第1回目の安全パトロールをした。
建設会館であった出発式では、首藤栄治労務部会長が開会あいさつした後、利光支部長が「年末に向け災害が増える時期なので、厳しくチェックしてほしい。ガードマンについても怠りのないよう指導してほしい」などと呼びかけた。また、安倍正之大分労基署長が、管内の労災発生状況と重点防災項目を説明した。
パトロールは、支部労務安全部会員と山田仁労基署安全衛生課長、菅毅大分土木道路課長、市職員など合わせて12人が、2班に分かれて、4ヵ所の現場をチェックした。
各班は現場に着くと、指導票に沿って墜落・崩壊防止、重機の安全操作、クレーン作業に伴う災害防止など多岐にわたって点検した。
パトロール後、山田課長は、「斜面に駐車したトラックに車輪止めをしていなかったなど些細な問題点は見受けられたが、どの現場もよく整理整頓されていた。建設業の災害は増加傾向にあり、管内の災害のほとんどは建設業なので注意喚起をした」と総括した。
2万本の竹灯籠が市街地を彩る、竹田の秋の風物詩「竹楽」が今年も11月16日から3日間開かれる。その竹灯籠に使われる竹の切り出し作業が6日に行われ、大建協竹田支部(友岡孝幸支部長)も協力した。
竹楽は、竹の消費量激減により荒廃する竹林を改善し、また、市街地の活性化に生かそうと、竹田市観光協会が平成12年に始めたイベントで、今年で12回目。古いお寺や城下町の風情が残る街中を、竹灯籠をともして、幻想的な情景をつくりだし、多くの観光客を楽しませている。
切り出し作業は、市民など約60人が参加。竹田支部からは、㈱友岡建設(友岡孝幸社長)、㈱高山組(高山茂明社長)、㈱松井組(松井宏一社長)、広域建設㈲(河野公史社長)、竹田建設㈱(佐藤計治社長)の5社がダンプを出すなどして、運搬作業に協力した。
参加者は、約1600本のモウソウチクを切り出し、保管場所に運んだ。今後は、毎週末に灯籠に加工する作業を進める。
大建協国東支部青年部会(吉田徹哉部会長)は先日、「秋の交通安全運動」を呼びかける活動をした。
会員10人が参加。国東市国見町伊美の国道213号沿いの、国見総合支所周辺で、国東警察署員に誘導された車の運転手に「広めよう 早めのライトと 反射材」と書かれたパンフレットと、「命は一つ 交通安全」のシールを貼り付けたティッシュ300箱を手渡し、交通安全を呼びかけた。
大建協別府支部(支部長・浦松傳㈱浦松建設社長)は7日、別府市のビーコンプラザで献血奉仕活動をした。
市管工事協同組合(理事長・河野章㈱ツー・バイ・ツー社長)、電気工事業工業組合別府支部(直野光理事長)、市緑化協会(会長・石田啓三㈱石田造園土木社長)の3団体も協力。また今回は一般市民にも協力を呼びかけ、400㍉㍑の献血に協力してくれた人にはお菓子の詰め合わせをプレゼントした。
朝早くから各団体の会員企業の従業員や市職員、市民も含め多くの人が献血に協力した。
大建協別府支部(浦松傳支部長)の建築委員会は13日、浜田博市長と松川峰生市議会議長に建築関係予算の確保などを要望した。
要望には、浦松支部長や支部役員、建築委員長の幸勝美㈱幸建設社長、委員の大附嘉孝光綜合工業㈱社長など7人が出席。市長代理の糸永好弘建設部長に市長と松川議長に要望書を手渡した。
幸委員長は「小中学校の耐震化事業が終了するので、引き続き市営住宅などの改修に着手してほしい」などと要望。松川議長が「できる限り要望に応えられるよう努力する」などと答えた。
主な要望事項は次のとおり。
▽公共施設の計画的な建て替えや長寿命化のための実施設計策定▽太陽光発電など自然エネルギー利用を採用した災害に強い公共施設の建設▽施工中に発生した変更に対する増減積算処理の適正化▽設計積算時の工事数量、工事単価の適正化▽中央公民館など歴史的建造物保存改修等に係る地元企業の活用。
大建協別府支部労務安全委員会は5日、別府市内の建築・土木の工事現場2ヵ所で安全パトロールをした。
大分労働基準監督署の安倍正之署長と柳井龍次技官が参加したほか、建災防県支部の吉田邦昭専務理事や別府土木事務所、別府市の建設関連技術者が参加した。別府支部からは、安全委員会の後藤憲志委員長(㈱後藤工務店)はじめ、㈱安部組の安部勉さん、長幸建設㈱の長野勝行社長、㈱平野工務店の平野英太郎さんなど安全指導者が参加した。出発式で、後藤委員長が「今回が初参加で不慣れだが、前委員長に負けないよう頑張りたい」と挨拶。安倍署長が「今年は全国で重大災害が発生し、県内でも1件あった。現場では末端の請負業者や高齢従業者に対する配慮、熱中症に注意を」と災害防止を訴えた。
パトロールは、建築現場では足場や手すりを念入りに検査し、土木現場では重機、土砂災害、熱中症対策などを点検した。終了後、後藤委員長は「各現場とも安全管理への努力がうかがえた。引き続き安全への配慮をお願いしたい」と総括した。
国東土木事務所は4日、河川愛護月間の取り組みの一つとして、田深川河川敷の草刈りと清掃活動をした。大建協国東支部(猪俣雅敏支部長)、国東市役所、県東部振興局なども応援した。
約70人が参加。参加者は、草刈機やカマを手に散らばり、国東橋から旦過橋までの間で作業をした。
建設業災害防止協会県支部豊後高田分会と中津労働基準監督署は2日、24年度の工事現場安全パトロールをした。
約20人が参加。小佛勝則分会長が「今回は特に経営者に参加を呼びかけた。安全担当者がしっかりしているところは、当然意識が高い。経営者の方も安全に対して再認識していただきたい」と呼びかけた。
六田克美中津労基署長が「建設業の事故を見ると、基本的なことが守られていないケースが多い。もう一度基本を見直してもらいたい」と要望。
講義では、同署の佐藤智幸安全専門官が、熱中症対策や、21年6月に改正された、足場からの墜落・転落災害防止総合対策推進要綱について解説した。
続いて、パトロール。高田安岐線災害防除工事(九州特殊土木㈱)、桂川河川改修工事(佐々木建設㈱)、豊後高田安岐線道路改良工事(西日本土木㈱)の3ヵ所を点検、作業内容に応じた各種対策、重機作業の安全確認などをした。
建設会館で講評。佐藤専門官は「各現場とも、事故防止への明確な対策・目標を持っていた。災害防止のキーワードは、見える化。熱中症指数計と塩飴を置いていた現場や、AED設置表示があったりなど、第三者の目でもわかりやすい現場があったのも良かった」と総括した。
玖珠町は、「環境保全の日」に定めている1日、玖珠川の清掃作業をした。町建設業協会(喜見秀一郎会長)が、作業に協力した。
協会は、15社・約20人が参加。4㌧ダンプ6台、2㌧ダンプ1台、バックホウ3台を出した。
作業は、協会員や自治会、老人会など総勢約520人で行われ、町中心部を流れる玖珠川の河川敷約1㌔で、ゴミや空き缶を拾い、伸びた草を刈った。
同町の担当職員は、「建設業協会が重機などを持ち込んで加勢していただき、たいへん助かりました」と喜んでいた。
大建協臼杵支部(関屋榮次支部長)は4日、臼杵建設会館で安全大会を開いた。
約70人が参加。関屋支部長は挨拶で「昨年から支部関係の交通事故・労働災害は聞いていない。これからも初心に返って、無事故・無災害を続けて欲しい。支部としても全面的にバックアップする」などと事故防止を呼びかけた。
石川雅久佐伯労働基準監督署長が「先日の署長パトロールの際に、渡邉敏郎事務所の無効となった技能講習終了証や、特別教育終了証の所持者を登録している現場があった。無効の終了証所持者が事故を起こせば、トップの責任になる」などと改めて注意を促した。続いて来賓の麻生卓也県臼杵土木事務所長が挨拶した。
講義では、四嶋信一県臼杵土木建設課主幹と山本昭憲臼杵市水道事業所長がそれぞれ、建設工事現場の安全について講話した。須藤祐蔵佐伯労基署安全衛生課長が「建設業における労働災害防止の留意点」について話した。
大建協宇佐支部青年部会(野村竜治部会長、21人)は1日、宇佐建設会館で24年度の総会を開いた。
18人が出席。野村部会長が「新年度も親会の協力を得て、広く建設業のイメージアップを図りたい」と挨拶。
議事では①地域社会への貢献活動推進②建設業のイメージアップを目的とした事業の推進など6項目の事業計画を決めた。
▽労働災害防止・暴力追放推進大会(6月)▽青年部(宇佐・豊後高田・国東)合同の献血とみこしパレード(7月)▽ソフトボール大会(10月)▽不法投棄物撤去(1~3月)―などの年間予定も承認した。
また、県内一周駅伝に出場した小森貴洋さん(㈱小森建設)が、応援への感謝を述べ、社長に就任した衛藤政通さん(㈱衛藤組)が挨拶した。青年部を卒業する、遠嶋幸弘開成建設工業㈱社長が「青年部は建設業を支える拠点であり、一致団結して盛り上げてほしい」と後輩たちを激励した。新加入の河野拓允さん(㈱河野設備工業)が加入挨拶をした。
竹田土木事務所(神田清光所長)と大建協竹田支部(支部長・友岡孝幸㈱友岡建設社長)は8日、災害時の対応についての意見交換会を開いた。実際に管内であった過去の対応事例をもとに、土木事務所、建設業者双方から問題点を洗い出し、今後の対応に役立てるため、連絡体制などについて意見を交わした。
土木事務所の技術職員や、支部会員企業の代表者ら約40人が出席。まず、協会の高山茂明副支部長(㈱高山組社長)が、21年8月に竹田市片ヶ瀬で起きた、国道502号の崩土災害の対応を紹介した。災害協定に基づき協会として、国道をふさいでいた大量の土砂を2日間で除去したが、様々な問題に直面したという。土の仮置き場の確保、重機・ダンプ不足、維持管理受託業者とのバッティングなど。このときは、自動車が数台下敷きになるなど、人的被害の懸念もあったため、警察や消防も出動しており、命令系統の混乱もあったという。
意見交換では、「大規模な災害時には管内全体の状況を把握するため、協会内に対策本部を設置するべき」や「情報伝達の訓練が必要」「災害協定の範囲内で土の仮置き場に各社が持っている用地を提供できないか」などの意見が双方から出された。
また、協会員からは、「作業の判断をしてもらえる責任者が現場にいてほしい」「(災害は1ヵ所ではないことが多いので)他の現場との調整・判断をお願いしたい」などといった要望が出された。
土木事務所では、今回の意見をもとに、改めて連絡体制などを見直す。また、協会でも、管内の道路を各会員に振り分けるなど、体制強化に取り組む。それをもとに再度、土木事務所側と調整を進める。
大建協別府支部(浦松傳支部長)は7日、別府建設会館で、昼休みに食事をしながら自由に発言し合うBBL(Brown Bag Lunch Meeting)を開いた。
土木D級業者、土木委員など約20人が参加。浦松支部長が「昨年度のA級・B級、そしてC級のBBLに続き、今回はD級の皆さんとの会合が持てた。業界が厳しい中、現場で起きていることなどをとりまとめて行政に伝えたい。技術的な話もしたい。忌憚のない意見を」と挨拶した。
「年度末に仕事が集中するのは避けて欲しい」「せっかく結んだ防災協定をどのように生かしていくのか」などの意見が出された。
3月に津久見市保戸島沖でブイ撤去作業中に潜水士3人が死亡した事故を受け、大建協津久見支部(神田敏和支部長)は25日、緊急安全大会を開き、労災事故の再発防止を誓った。
大会には、加盟18社のほか、発注機関として事故を重く受け止めている県臼木土木事務所や県中部振興局、県水産振興課、津久見市役所の職員も含め約50人が参加。神田支部長は挨拶で「ここ7年間、重大災害が無かった。きょうの安全講話を通して、もう一度初心に返り、これ以上事故を起こさないと誓ってほしい」と呼びかけた。
講話では、石川雅久佐伯労働基準監督署長が「今年は既に7人の死亡事故が起きた。うち4人は佐伯署管内。原点に返り、トップの職場巡視など、もう一歩踏み込んだ対策をお願いしたい。また、特に2点のお願いをしたい。一つは渡邉敏郎事務所の技能講習などの取り消し処分で、無効となった技能講習終了証や特別教育終了証の所持者に適切な対応をしてほしい。もし、無効の終了証所持者が事故を起こせば、トップの責任になる。2点目は心のこもった声かけで、災害を止めてやる!との気持ちを持ってもらたい」と呼びかけた。
続いて、同署の須藤祐蔵安全衛生課長が①建設業の労働災害発生状況②最近の重大災害を端緒とした作業管理③リスクアセスメント④足場からの墜落、転落防止について⑤多発するがけからの災害をなくそう⑥最近の管内の状況―の6点について講義した。
大建協日田支部青年部会(会長・高嶋秀武㈱平成建設社長)の会員33人が17日、同市の三和小学校児童が日田往還石坂石畳道(県指定史跡)に石の道しるべを設置するのを手伝った。
道しるべ設置は、同小6年生が「飛び出せ学校」の授業で石畳道を取り上げたのをきっかけに、石畳道を見学に来た人たちに道の特徴を分かりやすくする方法の検討を始めた。それを知った市と日田土木事務所が協力することになり、建設業協会の支援を得て標柱を設置することになった。
作業の前に、旧花月小学校で日田土木事務所が「土木未来教室」を開いた。児童や保護者など約60人が参加。日田支部の河津龍治副支部長や小野正義事務長らが見守る中、伊藤義明所長らが児童に県の道路事業などを説明した。
この後、石畳道に移動し、16ある曲がり角にあらかじめ青年部のメンバーが運んでいた石柱を一つずつ埋めていった。
高嶋部会長は、「石柱は重さが25㌔あり、子供ではとても運べないので、我々の出番となりました。卒業の良い思い出になれば幸い」と話し、作業を終えた後、子供たちからお礼の言葉を受けていた。
大建協宇佐支部青年部会(野村竜治部会長)は16日、宇佐市の依頼を受け、観光地でもある、院内町の岳切渓谷に不法投棄された、廃棄物などの回収ボランティア活動をした。
青年部会員や市生活環境課、宇佐警察署関係者など約30人が参加。下村和生支部長が「年度末の忙しい時に集まっていただき感謝します。けがのないように」と激励。野村部会長などの作業注意を受け、国道387号から県道28号を「不法投棄を見つけたらすぐに連絡を」などと、広報しながら、岳切地区に向かった。
不法投棄現場では、足場を確保しながら手際よく回収したが、2㌧トラックが15分ほどでいっぱいになるほど。作業は約2時間行われ、粗大ゴミ、不燃物などに分け、処理場に運び込まれた。
不法投棄は、懲役5年以下・1000万円以下の罰金が科せられる。市から不法投棄の連絡を受けた警察が内偵を続けている。
大建協大分支部と県道路舗装協会は2日、県建設会館で第7回無事故・無違反コンクールの受賞候補を決める抽選会を開いた。正式には運転免許センターで違反確認をして決定する。
コンクールは、両団体が23年8月から1月までの6ヵ月間を対象に実施。達成者は、支部が参加35社・181チーム中30社・113チームで、舗装が32社・323チーム中32社257チームだった。毎年、達成者多数のため商品は抽選会の当選者に授与してきた。
抽選前に利光正臣支部長が挨拶で「交通安全推進事業の一環として取り組んでいるが、今回は違反の発生率が例年になく高かったと反省している。交通事故発生は前方不注視によるものが多くなっている。横断歩道を渡っていても安全ではないことを自覚して、周りを見回しながら再確認して渡ってほしい」と呼びかけた。このあと「めばえ乳児園」の園児ら22人がくじを引いて候補チームを決めた。 受賞候補チームは次の通り。
【大分支部】
▽1等=㈱利根建設・オパール▽2等=後藤建設㈱・ゴトケン5、㈱後藤組・まるは②▽3等=㈱さとうベネック・設計、㈱セキ土建・セキ土建№4ほか8社
【道路舗装協会】
▽1等=利光建設工業㈱・利光不安全運転をしない▽2等=岡本土木㈱中津本店・岡本土木Aチーム▽3等=㈱センコー企画・センコー06、㈱佐伯建設・チームSAIKIブラボーほか3社
建設業労働災害防止協会県支部別府分会(安部正一分会長)は7日、年度末の工事発注の多い時期に合わせ市内の建築と土木の現場をそれぞれ2ヵ所ずつ安全パトロールした。
パトロールには、大分労働基準監督署から安倍正之署長、建災防県支部から吉田邦昭専務理事ら、別府分会からは山岸重美労務安全委員会委員長(光綜合工業㈱)など3人の安全指導者が参加した。また、発注者側から別府土木の天野尚久次長や緑川誠子さん、別府市の須藤祐未さんなど8人が前回に続いて参加した。
建設会館で出発式があり、山岸委員長の挨拶のあと安倍署長が「国会に労働者のメンタル管理と職場の完全禁煙に関する法改正案が提出された。アーク溶接では防塵マスク着用が義務付けられるなど法改正が進んでいる。パトロールではしっかり指導してほしい」と挨拶。続いて吉田専務理事が建設業の労働災害発生状況などを説明。
現場は、㈱平野工務店施工の店舗新築工事や㈱安部組の県道別府山香線改良工事、高石土木㈱の別府警察署建設用地造成工事などを見て回った。
また、ミナモト建設㈱施工の古民家再生工事の現場では、珍しい工法だけに参加者は興味深くチェックしていた。
大建協大野支部は6日、豊後大野市内の工事現場で災害防止安全パトロールをした。
同支部や建災防、労基署、県の出先、市の担当者など約20人が参加。2つの班に分かれて犬飼町の大野川河川災害復旧工事や三重町の三重新殿線道路改良工事など7ヵ所をチェック。各現場とも雨の影響で工事が遅れており、工期が近い現場は、ぬかるみ具合をチェックして作業を進めている状況。
終了後、三重町の内山亭で反省会。班ごとに巡回した工事現場の写真をパソコンに取り込み、スクリーンに画像を写し出して全員で確認した。
報告では、作業に使う重機の特定自主検査シールに検査月のチェックがないものがあったほか、季節がら強風が吹く可能性を考慮した安全対策の必要性も指摘。また現場事務所に救急箱を置いていない所が多かったことも報告した。
江藤龍治支部長は「ロードローラーが工事現場から一般道に出る時は、少しの時間でも大型特殊の免許が必要。不携帯は警察の指導対象になるので確認を」などと注意を促した。
生野博豊後大野労基署長は「始業KY記録を独自に作成しリスク評価なども記入し安全対策に努めているなど見本となる例があった。自分の持ち場では絶対に事故を起こさないという気持ちが必要」と講評した。
大建協杵築速見支部は17日、杵築市内の工事現場5ヵ所で23年度災害防止安全パトロールをした。
同支部や大分労基署、別府土木、日出水利耕地事務所、杵築市の担当者など約20人が参加。杵築市山香町の久木野尾ダム工事現場を視察した後、市内の公共下水道小谷工区管渠工事、国道213号橋梁補修工事など5ヵ所をチェック。
終了後、杵築速見支部で反省会。遠藤建作支部長は「安全パトロールを始めて20年。昔はやりっ放しの現場が多かったが次第に安全意識が高まってきた。一層気を引き締めて」と話した。安全委員からは「重機のカギがつけっ放しだった。その都度外してほしい」「傾斜地の駐車に輪止めをしていない現場があった」「最近の安全パトロールはA級会社の現場が多い。今後はB級、C級も企画してもらいたい」など、報告や要望があった。
石井正博大分労基署安全専門官は「脚立からの転落事故が多いので取り扱い方法のチェックや重機災害の対策も取ってほしい」と講評。池永光利建災防県支部事業課長は「工期が近づくと早く終わらせようと安全意識が薄くなる。工事が年度末に集中しないように計画を立ててもらいたい」と注意を促した。